家庭用蓄電池は、各家庭の電力ニーズに合わせてさまざまな容量のモデルが販売されています。では、実際に多くの家庭で導入されている蓄電池の容量はどれくらいなのでしょうか?一般的な家庭で選ばれている容量の傾向について見ていきましょう。

2024年度上期の家庭用蓄電池の出荷動向を見ると、最も多く導入されているのは6~10kWh未満の容量帯であり、次いで10~20kWh未満のモデルが選ばれています。これは、多くの家庭にとって6~10kWhの容量が日常的な電力需要をカバーしやすく、コストと性能のバランスが取れているためと考えられます。一方で、より長時間の電力確保を重視する家庭では、10kWh以上の蓄電池の導入も進んでいます。
2024年度上期の報告では、家庭用蓄電システムの国内出荷台数は近年増加傾向にあり、累計出荷台数は約90万台と推計されています。

どんな蓄電池が選ばれているの?
家庭用蓄電システムには、蓄電池とパワーコンディショナー(PCS)で構成される「シングル型蓄電システム」と、太陽光発電やEVなどを組み合わせた「マルチ入力型蓄電システム」の2種類があり、近年では、全体の8割以上がマルチ入力型を選ばれています。
おすすめの蓄電池メーカー【2025最新版】
近年、家庭用蓄電システムの需要が高まる中で、性能や機能に優れた製品を選ぶことが重要になっています。弊社では、信頼性やコストパフォーマンスに優れた蓄電池メーカーを厳選し、お客様のニーズに最適な製品をご提案しています。ここでは、特におすすめの蓄電池メーカーをご紹介します。
弊社では、ニチコンのトライブリット蓄電システムをおすすめしておりますが、もちろんお住まいの地域や太陽光発電の有無、また導入の目的などにより最適な製品が異なりますので、お困りの際はお気軽にご連絡いただければと思います。
蓄電池メーカーをまとめておりますのでぜひこちらもご覧ください。
価格相場
2022年度の蓄電池の平均価格は、蓄電容量1kWhあたり13.9万円(工事費込み)とされています。この価格を基に、蓄電池の総費用の目安を容量別に示すと、以下のようになります。
- 小容量タイプ(3~5kWh): 約41.7万~69.5万円
- 中容量タイプ(6~10kWh): 約83.4万~139万円
- 大容量タイプ(10kWh以上): 10kWhで約139万円以上
なお、この価格はあくまで目安であり、メーカーや設置条件によって変動する場合があります。また、自治体や国の補助金制度を利用することで、さらに費用を抑えられる可能性があります。
補助金
※補助金の適用条件はお客様の条件により異なります。最新の情報はホームページや、設置業者にご確認ください。なお、補助金の申請には予算や申請期限が設定されており、申請が終了している場合や追加予算待ちの場合もございますのでご注意ください。